核兵器廃絶長崎連絡協議会 PCU-Nagasaki Council

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核兵器廃絶⻑崎連絡協議会(PCU-NC)事務局
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第11期生メンバー紹介

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11-1
有吉 葉奈子/長崎大学薬学部1年
HANAKO ARIYOSHI

ありよし はなこ

 みなさんこんにちは!長崎県出身、長崎大学薬学部1年の有吉葉奈子と申します。私は佐賀県の高校へ進学し、他県の人と触れ合う中で、長崎と他県の学生間での平和への意識の差に驚き、平和活動に力を入れるようになりました。平和活動を行う中で、被爆地は長崎だけではない、ということに気づかされました。世界には、広島・長崎といった戦争被爆地だけでなく、核兵器の恐怖に脅かされている国や、核実験による被爆地もあります。核兵器による苦しみは、投下された日だけではありません。その核兵器開発のために核実験は繰り返され、被ばくした地域の人々は世代を超えて苦しんでいます。私は、ナガサキ・ユース代表団の活動を通して世界の核問題についてより深く理解し、自らも自分の平和への思いを発信していきたいです。また、この活動を拠点に長崎を超えた若者間での大きなネットワークを築き、長崎だけでなく、日本そして世界へと活動の輪を広げていきたいと考えています。

11-2
今岡 明日美/長崎大学環境科学部1年
ASUMI IMAOKA

いまおか あすみ

 長崎大学環境科学部1年の今岡明日美です。東京都で生まれ、福岡県で育ちました。
 私は、高校生の時に課外活動等を通して、様々な社会問題に関心を持ち始めました。その中で、戦争や核の問題をどこか昔の話、どこか遠い話だと思い、自分ごととして捉えられていない、「平和ボケ」している自分がいることに気が付きました。しかし、昔から続いている、もしくは、現在、新たに起こり始めた人道危機を知り、そして、長崎に来て、戦争や原爆が、人々の平和な生活を奪った跡を、確かにこの目で見ました。それらをきっかけに、少しずつ戦争や核の問題を、今起こっていて、自分にも関係のある問題として捉え始めることができました。
 今回、長崎ユース代表団の活動を通して、私が達成したい1つの目標は、戦争や核の問題を「歴史」ではなく「今起きている問題」として学び、多くの人にその学びを共有することです。
 戦争を体験していない、戦争が現在起きていない地に生きている者として得られる視点を大切にし、環境科学を学んでいる身として戦争や核問題を多角的に見つめ、人間以外の生物や自然環境に与える影響についても学びたいと思っています。
 そして、真に平和な世界を創る一員となることを、ここに誓います。

11-3
梶 立人/長崎大学多文化社会学部2年
TATSUHITO KAJI

かじ たつひと

 こんにちは!長崎大学多文化社会学部2年の梶立人です。大阪府出身で大学進学を機に長崎県に移り住みました。大阪といっても地元は田舎なので博多の大きさには驚きます。「奇跡は起こるものじゃない!起こすものだ!」というフレーズが私は好きです。何もせずに奇跡は起きないです。常にアクションを行うことによって何かを得ることができます。世界中の人々が些細なことであっても前に進み続けた結果、2021年1月22日に不可能と言われた核兵器禁止条約が発効されました。先進国、核兵器保有国が批准していないために無意味と主張する人もいますが、少なくともこの条約が発効されたことにより核兵器使用のハードルが格段に上がったと言えます。日本には現在平和学がありません。長崎県、広島県で育った人以外は核兵器について歴史の教科書で少し触れる程度です。大阪府出身である私は長崎県に移り、核兵器への意識のギャップを感じました。小さな一歩、小さなアクションですが、私はこれからナガサキ・ユース代表団の活動を多くの人々に共有しこのギャップを無くしていくことで不可能と言われる核兵器廃絶を実現したいと考えています。よろしくお願いします。

11-4
末廣 万葉/長崎大学多文化社会学部1年
KAZUHA SUEHIRO

すえひろ かずは

 はじめまして。長崎大学多文化社会学部1年の末廣万葉です。私は、被爆地である広島で生まれ育ち、大学進学を機に長崎に来ました。広島では、被爆体験や戦争体験を聞く機会が多く、その度に戦争や核をなくすためにできることとして、平和活動に積極的に取り組んできました。特に印象に残っているのは、高校1年生の時に参加した、ローマ教皇フランシスコ来広行事である「平和のための集い」のボランティアスタッフです。会場で世界に向けてスピーチをする教皇の姿を見て、私もこれまで自分が学んだことや考えたことをもっと多くの人に伝え、平和について考えるきっかけを作れるようになりたい、と思うようになりました。教皇のような大きな影響力はなくとも、被爆地で生まれ育ち、被爆地で学ぶ学生だからこそ伝えられることがあると考えています。ナガサキ・ユースとして、先輩方のように、フィールドワークやミーティングなどを通して核や各国の動きについて学び、国際会議の傍聴を通して、世界のリーダー達が現在の世界情勢をどのようにとらえているのか知り、そこで得た知識や自分が感じたこと、思ったことを出前講座や他国の大使との意見交換、SNS、プレゼンテーションなどで発信していきたいです。

11-6
平林 千奈満/長崎大学教育学部4年
CHINAMI HIRABAYASHI

ひらばやし ちなみ

 みなさま、こんにちは。長崎大学教育学部4年の平林千奈満と申します。私は被爆三世として長崎に生まれ、小中高と平和教育を受けて育ってきました。また、大学では核兵器や国際社会に関する授業を履修しました。その中で、当たり前だと思っていた平和教育は当たり前ではなく、日本国内においても長崎と広島に投下された原爆に関する知識に大きな差があることが分かり、大きな衝撃を覚えました。長崎で生まれ育った者として、また、被爆三世として原爆の歴史や平和の大切さを後世に語り継ぎたいと考えていたものの、あと一歩を踏み出せずにいました。しかし、緊迫した国際情勢の中で「自分にできることがある、することが使命だ」という強い気持ちが生まれました。同じ志をもった仲間とともに、被爆地ナガサキから核兵器廃絶に向けて取り組みたいと考えております。また、私の専門である教育学の視点から平和教育の充実を図ることで、いずれやってくる被爆者のいない世界においてリーダーとなる人材の育成に寄与したいと考えております。どうぞよろしくお願い致します。

11-7
安元 和愛/活水女子大学国際文化学部2年
NOA YASUMOTO

やすもと のあ

 初めまして。活水女子大学国際文化学部2年の安元和愛と申します。私は長崎出身で祖父母が被爆者であるため、幼い頃から平和活動に対して興味がありました。今回インスタグラムでユース代表団の活動を知り、私一人では成し得なくても、同じ志を持ちながらも多様な考えを持った仲間と協働することで、核なき世界への第一歩を踏み出せるのではないかと思い応募しました。こうして11期生として活動できることを嬉しく思います。
 平和活動をするにあたり、国籍や宗教、考えが違えど、まず対等な関係であるということが重要であると思います。対等な関係であるからこそ、武力ではなく話し合いという手段で物事を解決に導くことができます。しかし世界には核兵器は所持している国とそうでない国、核の傘に守られている国があります。所持していない国や核の傘に守られている国は、常に核兵器の脅威にさらされ続けてしまいます。核兵器は人々を苦しめる存在であり核兵器を持つことに利点など存在しないのです。しかし世界には核が必要だと考える人も多くいます。そのため核なき世界の実現には長い年月が必要となりますが、何かしらのアクションを起こさなければ、この状況が変わることはなく長崎に続く被爆地が増えてしまうかもしれません。また私たちが行動を起こすほか、平和活動へのハードルを下げることが重要だと思います。これから11期生として、長崎に住む若者として、平和活動へのきっかけづくりを模索していくと共に、自分自身もこの問題に真剣に向き合い、知識や考えを深め、自分だけのものとして留めるだけでなく、発信していきたいと思います。

11-8
山元 さくら/長崎大学多文化社会学部1年
SAKURA YAMAMOTO

やまもと さくら

 皆さま、こんにちは。長崎大学多文化社会学部1年に所属しております、山元さくらと申します。福岡で生まれ育ち、大学進学を機に、長崎へやって参りました。
 お恥ずかしながら、私は今まで戦争問題に全く興味がありませんでした。しかし、昨年始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻を通じて、戦争のない状態というのは、決して当たり前のことではないことに気づかされ、戦争問題から目を背けてはいけないと感じるようになりました。また、大学で受講している「平和講座」を通じて、自分は戦争や原爆について無知に等しかったのだと感じ、それと同時に不甲斐なさを感じました。そして、原爆の恐ろしさや核廃絶を訴えている多くの方々の姿を見て、長崎に来たからには、自分もその活動に携わりたいと考えました。加えて、戦争体験者の急速な減少を通じて、若者である私たちの世代が被爆者の意思を継ぎ、核廃絶を訴えていくことの必要性を感じ始めました。もし私たちが声を上げなければ、被爆者たちの声は失われ、原爆の惨禍が繰り返されかねません。
 今回、本団体の団員に選ばれたからには、「核廃絶」という1つの目標に向かって、自分たちに出来ることは何か考え、1年間の任務を全力で尽くします。宜しくお願い致します。