有吉 亜樹人/長崎大学医学部2年
AKITO ARIYOSHIありよし あきと
有吉亜樹人と申します。所属は長崎大学医学部医学科の2年です。座右の銘は人生一度きり。どのような時も後悔のない選択と行動をしたいと思っています。私は小学校1年生の時からこの長崎で平和教育を受けてきました。長崎で平和教育を受けてきた意味は何だったのかを考えたとき、それは長崎人である私達が次の世代に原爆の歴史を自ら伝えていくことだと考えました。
しかし私は原爆の歴史を発信したくても無知であり、どなたの被爆体験も代弁できません。だからこそ原爆の歴史をもっと深く、多角的に学びたいと思いました。そこで学んだ歴 史や被爆体験、現在の平和に対する世界情勢を、自分の言葉で次世代の子どもたちに伝えたいと思っています。そして将来は、8月9日の子どもたちの平和集会で、語り部の方々の気持ちを受け継いだ若者が講演することが当たり前になればと思います。この当たり前を実現することがナガサキ・ユース代表団になった理由です。精一杯任期を全うします。どうぞよろしくお願いします。
大園 穂乃佳/長崎県立大学地域創造学部1年
HONOKA OZONOおおぞの ほのか
長崎県立大学地域創造学部1年の大園穂乃佳です。私がナガサキ・ユース代表団の一員になりたいと思った理由は、県外の人に長崎と広島に投下された原子爆弾のことや核兵器の恐ろしさ、そして平和の大切さについて発信したいと思ったからです。私は長崎で生まれ育ち、小中高と平和教育を受けてきました。そのため、核兵器のことや平和の大切さについて知識があって当たり前だと感じていました。しかし、県外の高校生と交流した時に、今まで長崎で平和教育を受けてきた私たちと県外の高校生との知識の差を痛感しました。私はそのことがきっかけで県外の人にもっと長崎と広島に投下された原子爆弾のことや核兵器の恐ろしさ、そして平和の大切さについて伝えたいと思うようになりました。
現在、被爆された方々の高齢化が進んでいく中で、次は私たちが後世へと核兵器の恐ろしさ、平和の大切さを伝えていく番です。これからのナガサキ・ユース代表団の活動を通して核兵器廃絶に少しでも貢献できる活動をしていきたいと考えています。よろしくお願いします。
川尻 ゆい/長崎大学大学院教育学研究科1年
YUI KAWAJIRIかわじり ゆい
はじめまして。長崎大学大学院教育学研究科1年の川尻ゆいです。長崎県出身で幼いころから長崎に関する平和学習を受けてきました。学部生時代には平和団体に所属しており、被爆者の方々のインタビューから証言集を作成し、修学旅行で長崎を訪れた高校生と「あなたにとって平和とは」に関する熟議を行ってきました。
「核の恐ろしさ」を理解すると共に、今自分たちの身近にある平和を実感するような平和教育の在り方について詳しく知り、被爆者の方々の平和に対する想いを伝えたいと思い、ナガサキ・ユース代表団になることを志望しました。予測困難な時代だからこそ、核兵器廃絶へ向けた取り組みを発信し、平和について考える機会を沢山の人と共有していくことが、平和な社会を築く大切な一歩であると信じています。
ナガサキ・ユース代表団第9期生の一員として、私にできることを考え、行動し、沢山の人に貢献したいと願っています。核なき社会の実現のために熱意を持っておりますので、よろしくお願いします。
鈴木 直緒/長崎県立大学経営学部3年
NAO SUZUKIすずき なお
長崎県立大学 経営学部 国際経営学科3年の鈴木直緒と申します。私は福島県郡山市出身で、大学進学をきっかけに長崎県佐世保市に住んでおります。私は2011年3月11日に起きた福島原発事故による放射線の影響を受けて、核問題を身近に感じながら成長して来ました。そのため、核兵器についても常に「自分ごと」として捉えております。同じ核の経験がある長崎県で学び、核兵器について理解を深める中でナガサキ・ユース代表団の存在を知りました。そして、その取り組みに対して非常に興味を持ち、自分もメンバーとなることで長崎と福島に貢献したいと強く考えたため、応募しました。私がこの活動を通して達成したいことは、ひとつです。それは核兵器が不要であることと、これからの核との向き合い方を学生の視点から啓発できる様な存在になることです。その為に、メンバーの皆さんと共 に発信しながら、絶えず学び続けて行きたいと考えております。最後に、様々な方の支えを頂いてこの様な機会を頂いております。その感謝を忘れずに活動させて頂きますので、宜しくお願い致します。
中村 楓/長崎大学多文化社会学部2年
KAEDE NAKAMURAなかむら かえで
みなさま、こんにちは。8期生から続いて9期生も務めさせていただきます、長崎大学多文化社会学部2年の中村楓です。私はもう1つの被爆地である広島県に近い岡山県出身で、小学生のころから原爆が引き起こした惨状を知る機会があり、核兵器のない世界を願う反面、それに対して何も行動できていませんでした。「自分も何か行動を起こしてみたい」という思いから8期生を務めさせていただき、オンラインなども駆使して多くの学びを得ると同時に自分たちの考えを発信することができました。政治、報道、教育といった様々な立場から核兵器廃絶に向けて活動する人々に刺激を受けるとともに、自分の学びをさらに多くの人に伝え、核兵器をめぐる問題に興味がない人たちが少しでもこの問題について考え始める「入口」を作りたい。という思いから9期生も務めさせていただこうと思います。
これから核廃絶に向けて世界が動いていけるか否かは各国の政府の人々だけではなく、私たち市民にもかかっていると思います。人の「想い」や「活動」は時として世の中を変える大きな力になる、核兵器禁止条約の発効確定がこの事実を物語っていると私は思います。また、コロナウイルスの感染拡大によって本当の平和とは何か、自国の安全とは何かを考える人も増えたのではないでしょうか。このような状況を追い風に、9期生の仲間たちと多くの人を巻き込みながら全力で責務を全うしたいと思います。よろしくお願いします。
藤田 裕佳/長崎大学多文化社会学部2年
YUKA FUJITAふじた ゆうか
みなさんこんにちは!長崎大学多文化社会学部2年の藤田裕佳と申します。佐賀県有田町出身で、大学進学を機に長崎に住み始めました。
私は高校2年生の時に、第20代高校生平和大使として活動させていただきました。活動期間中に様々な場所を訪れ、たくさんの人たちと話す中で学んだことは、いかに自分が無知であるか、ということでした。そして高校生平和大使の任務を終え大学生になった今でも、未来を担う若者として、知ろうとする努力を決してやめず核兵器廃絶を訴えていく使命があると感じ、ナガサキ・ユース代表団に応募させていただきました。代表団の一員として、高校生平和大使だった頃よりもさらに専門的な視点から学び、積極的に核兵器廃絶の可能性を模索していこうと思っています。
長崎に住み始めて早1年半、ナガサキ全体が平和への祈りと共存していることを肌で感じ、私の中にある平和への希求の心、核兵器廃絶への強い意志は毎日再構築されています。ナガサキの人たちの思いを、私たち若者の決意に乗せて、核兵器のない世界を訴えていきます!全力を尽くして任期を全ういたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
宮本 光/長崎外国語大学外国語学部2年
HIKARU MIYAMOTOみやもと ひかる
皆さんはじめまして。長崎外国語大学現代英語学科2年の宮本光です。私がナガサキ・ユース代表団に入ろうと思ったのは、平和学習を通して学んだ人とのつながりのありがたさや、平和の尊さを声にして発信することが長崎にいる私たちの使命だと思ったからです。
私は鹿児島で生まれ育ち、毎年南九州市にある特攻平和会館で平和学習を受け戦争を身近に感じてきました。その中で私は、戦争の悲惨さや復興のための先人の努力を直接人から学び、「これから生きていく若い世代に繋げてほしい」というメッセージを受け取りました。
しかし、戦争や核兵器問題は今も続いており、長崎・広島にも家族と悲しい別れを経験した方がいます。そんな悲しい経験を二度と繰り返さないために、私はナガサキ・ユース代表団に入り被爆者の声を直接聴くことができる最後の世代として思いを受け取り、未来に引き継ぐ役目を果たしたいです。今まで平和教育に対して受け身だった私ですが、それでも勉強できたのは語り部さんや発信して下さった方のおかげです。今度は自分たちがこの問題と向き合い、今感じている平和を未来に繋げる番だと考えます。「自分にできることは何か」そう自分に常に疑問を持ち続け貢献したいと思っています。
よろしくお願い致します。
村上 文音/長崎大学多文化社会学部1年
AYANE MURAKAMIむらかみ あやね
初めまして。長崎大学多文化社会学部1年の村上文音と申します。私は長崎市出身で高校生の頃から平和活動を行っていたこともあり、ユース代表団の活動には非常に興味を持っていたため、これから9期生として活動できることを心より嬉しく思っております。
平和活動を行うにあたり、よく「意識高い系」という言葉を耳にします。社会問題に興味を持ち、行動することは“すごいこと”と認識されがちですが、いわゆる「意識高い系の人」が“すごい”のではなく、我々が生きる社会に対し、疑問を持ち、自ら行動することが“普通”であると私は思っています。現在コロナウイルス感染対策としてマスクをつけることが常識となりました。これはウイルスによって自分の命が脅かされるという危機感からくる行動だと思います。核兵器も同じく、私たちの日常を脅かす存在であり、放っておけば、私たちがいつヒバクシャになってもおかしくない世界で生きていることを自覚し、行動する必要があります。私は、マスクをつけることと同じように核兵器問題をはじめ多様な社会問題に興味を持つことの常識化、さらには関心を持つきっかけを与えられる人材になりたいと考えています。まだまだ未熟者ではありますが、未熟者なりに何が不足し、何が必要か、常に抱える課題と向き合いながらユース代表団として精一杯努めて参ります。
山口 稔由/長崎大学多文化社会学部2年
MIYU YAMAGUCHIやまぐち みゆ
長崎市出身、長崎大学多文化社会学部の山口稔由です。
「平和」とは何でしょうか。
私は1年次に受講した核モジュールの授業きっかけにPeace Caravan隊で活動をはじめ、これまで多くの小中学生に出前講座を行ってきましたが、私自身、平和とは何か、というはっきりとした答えは正直分かっていません。しかし、普段の何気ない日常や、大切にしている人・ものを、一瞬にして消し去ってしまう核兵器に、平和を創る力は無い、と私は思っています。
私は今、大切な人達と楽しい時間を過ごし、充実した毎日を“平和”に暮らしています。しかし、私達は現在にも存在している核兵器ともまた、共に暮らしているのです。
今年、批准がついに50か国に達し、来年1月の核兵器禁止条約の発効が決まりました。被爆75年。核廃絶には多くの時間を要するのに対し、核兵器がたくさんの命を奪い去るのは、ほんの一瞬の出来事です。
私は、この世界に生きる一人の人間として、幸せに生きる権利と、人々が幸せに生きられる世界を創っていく義務があり、そのために核廃絶は必要不可欠である、と考えています。任期を通して、一人でも多くの人に、平和を考えるきっかけを作っていけるよう、精一杯努力していきます。